ゲーミングPCのストレージはSSD or HDD?容量はどれくらい必要

ゲーミングPCのストレージはSSDがいいのか、それともHDDでも大丈夫なのか。また、ストレージはどれくらい容量が必要なのかをまとめました。最新のゲームの傾向から、容量ごとのタイトル本数も集計しています。

2020年6月24日

Categories: ゲーミングPCガイド

ゲームの起動を重視するならSSD、コスパならHDD

PCゲームの場合、ブラウザや表計算ソフトのような普段使いのアプリとは違い、「一度起動してしまえば、ストレージのロード速度はそこまで影響しない」というものが多い傾向にあります。

ただ、ゲームの起動に関してはかなり顕著で、SSDなら起動に10秒ほどしかかからないゲームでも、HDDからの起動だと1分ほどかかるケースもあるため、「パッと開いてすぐ遊びたい」という人はSSD一択になるでしょう。

SSDには「SATA接続」のものと「NVME接続」のものがありますが、ゲームの起動速度で言えば数秒の違いくらいしか出ないかもしれません。最近は、NVMEタイプのSSDの価格も下がってきていて、SATA接続タイプの価格差は少なくなってきていますが、SATA接続しかできないパソコンでも、SSDであればそこまで遅くはならないでしょう。

一方で、HDDのメリットは何と言っても価格。2.5インチタイプSSDは、500GBで8,000円から10,000円前後なのに対して、3.5インチHDDは2TBで5〜6,000円前後2.5インチHDDは2TBで6〜7,000円前後と圧倒的にコスパが高くなります。2TBあれば、相当なことがない限り容量がいっぱいになることはないので、容量面で安心です。

ゲーミングPCのストレージ容量はどれくらい必要

これはどんなゲームをインストールするかにもよりますが、PCゲームの場合、3Dグラフィックを多用するものは「20〜30GBほどは使う」と思っておいた方が良いでしょう。

Steamの人気ゲームTOP10の必要ストレージ容量で確認すると、、、

2020年6月現在のSteamの人気上位ゲームの必要ストレージ容量をまとめてみると下記のようになります。

タイトル 必要ストレージ空き容量
DARK SOULS™ III 25GB
ペルソナ4 ザ・ゴールデン 14GB
CODE VEIN 35GB
Tales of Vesperia: Definitive Edition 25GB
The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition 12GB
ATRI -My Dear Moments- 4GB
Titanfall® 2 45GB
GOD EATER 3 25GB
TEKKEN 7 60GB
Shadow Tactics: Blades of the Shogun 13GB

参考:売上トップ | Steam

最大で「TEKKEN 7」の60GB、最低で「ATRI -My Dear Moments-」の4GBという結果になりました。

10タイトル中、20GB以上の容量が必要なタイトルは6タイトルと、容量は大きめになっています。

ストレージ容量とインストール可能なタイトル数

続いて、ストレージ容量ごとのインストール可能なタイトル数をまとめてみました。OSとリカバリで40GBは取られるという想定にしています。

容量 平均サイズ(10GB) 平均サイズ(20GB) 平均サイズ(30GB) 平均サイズ(40GB)
128GB 8 4 2 2
256GB 20 10 6 5
500GB 46 23 15 11
1TB 96 48 32 24
2TB 196 98 65 49

1TBあれば十分、128GBストレージでは厳しい

先ほどの表でみた通り、ストレージ容量が1TBあれば、重めのゲーム(30〜40GB)でも20本以上インストールができるため、十分な容量と言えます。1TBであれば、SSDでも1万円台前半、セールで1万円を切るということもあるので、手に入れやすいでしょう。

一方で、最近のノートPCでよくある「ストレージ128GB」だと、ゲーミングPCとして使うには少々厳しいところがあります。

というのも、Windowsの場合、OSとリカバリ領域だけで40GBほど使うこともよくあるため、128GBだと実質ユーザーが自由に使えるのは80GB程度です。

例えば、人気のバトルロワイヤルゲーム・Fotrnite(フォートナイト)のPC版は、インストーラーこそ40MBほどですが、ゲーム本体の容量は約40GBと大ボリュームなので、ストレージが128GBの場合、フォートナイトをインストールしたら、同規模のゲームはあと1本しかインストールできません。

もちろん、「都度削除してまたインストールすれば良い」という方なら問題ありません。


ゲーミングPCのストレージと必要な容量をみてきました。

長く頻繁に使うようならSSD・1TBがバランスがよく、内蔵ストレージが128GBの場合は、せめて500GBには換装したいところです。

一方で、なるべくコストをかけないならHDDというのも選択肢に入ります。

ストレージを換装できるゲーミングPCならば、まずはデフォルトの容量で使ってみて、あとで自分で買い足すというの手でしょう。

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著者

自作PC歴20年のパソコン大好き人間。メインPCはMac、ゲームの時はWindows、仕事ではLinuxがメイン。ブログを書くときはChromebookが多め。

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