中古のゲーミングPCってどう?購入する際に押さえたいポイント

中古のゲーミングPCはどうなのか?中古ゲーミングPCを購入する際のポイントやオークションやフリマで購入する際の注意点をまとめました。

2020年6月23日

Categories: ゲーミングPCガイド

BTO、自作と同じくらい需要がある中古ゲーミングPC

最近では、新品のゲーミングPCやBTO、自作PCなどと同じくらい中古ゲーミングPCはポピュラーになってきました。

新品に比べて価格がこなれていることや、ヤフオクやメルカリなどのオークション・フリマアプリの普及によって、(購入・販売共に)人々の中古に対するハードルが下がったことで、市場全体が成長しています。

ですので、以前に比べて中古市場に出回っているゲーミングPCの数もさることながら、比較的最新のものや中古でも比較的きれいなものまで、幅広く出回っているますので、ゲーミングPCを中古で購入することは決してダメなことではなく、ある意味定番な購入方法になってきていると言えます。

ただし、PCに詳しくない方が中古でゲーミングPCを購入する際は、新品を購入する時以上に注意が必要です。

中古ゲーミングPCを購入する際に押さえたいポイント

製品の発売年代

例えば、Dellのゲーミングブランド「ALIENWARE」シリーズの15インチモデル「ALIENWARE 15」でみても、現行の「ALIENWARE m15ゲーミング」と「Alienware 15」では中身が全く違います。

項目 ALIENWARE 15 ALIENWARE m15ゲーミング R3
発売年代 2015年 2020年
CPU 第4世代 インテル Core i7-4710HQ 第10世代 インテル Core i7-10750H
GPU NVIDIA GeForce GTX 965M NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti 6GB GDDR6

どちらもCPUはCore i7でGPUはGeForce GTXシリーズとなっていますが、CPUは6世代前のものです。GPUで見ると、GTX 1660 TiはGeForce GTX 965Mの3倍ほど性能が高くなっているため、全く別のPCと言えます。

「ALIENWARE 15」を中古で入手して、「安く手に入った」と喜んでいたところ、処理性能が悪かったとならないように注意しましょう。

製品のスペック

ゲーミングPCは、購入時に個人個人でカスタマイズ出来ることが多いため、スペックもしっかりとチェックしましょう。

例えば、

  • CPUはCore i5かCore i7か
  • メモリやストレージは自分換装出来るか
  • GPUのモデルは上位モデルか

などです。

ゲーミングPCで重要なのはCPUとGPUなので、その二つはしっかりとチェックしましょう。

CPUはCore i5以上であれば問題ないでしょう。オークションなどには、Core i3やCeleron搭載PCにGPUだけ足して「ゲーミングPC」と称して売っている人もいるので、そうしたトラップに引っかからないように気をつけましょう。

NVIDIAのGPUであれば、XX50系やXX30系などの下位GPUではなく、XX60系やXX80系などの上位GPUを積んでいるモデルを選ぶと、中古PCでも満足した性能が出るでしょう。

メモリ・ストレージの規格

現行のPCは、メモリならDDR4、ストレージならM2規格がメインになっています。できればこの「メモリならDDR4、ストレージならM2規格」があるPCにすると長く使えるでしょう。

DDR3やSATAなどの「古い部類」に入る規格でも問題はありませんが、中古でも高額な部類に入るゲーミングPCですから、数年は使うことを考えるとできれば現行規格のものを選びたいところです。

「モデル名 + 型番」で検索して過去のレビューを熟読しよう

Dellなどのメーカーは、最新のモデルを買ってもらいたいので過去製品のページを残していないことがあります。

そうすると、モデル名で調べても、

  • いつのモデルなのか
  • 現行機種とどれくらい性能が違うのか

など詳しい情報が簡単に手に入らなくなる傾向にあります。

そうした場合は、「モデル名 + 型番」で検索すると、IT系のネットメディアや個人のHPなどで詳細なレビュー記事を書いてあるものが必ず出てくるので、どんな製品なのかを購入前にしっかり読んでおきましょう。

店頭で良い中古ゲーミングPCを見つけて「すぐ買いたい!」という時でも、最低でも「型番 + 不具合」「型番 + 故障」という二つのキーワードだけはさっとスマホで調べましょう。

中には、不具合連発だったモデルなどもあり、思わぬ地雷を購入してしまうこともあります。

オークションやフリマには要注意

先ほどの「CPUが下位モデルなのにゲーミングPC」と称する販売方法など、オークションでは詐欺まがいの販売方法が横行しています。

例えば、

  • 10年くらい前のCore i7搭載PCに、数年前のGPUを追加で搭載して「最新ゲーミングPC」
  • メーカー製のオフィス向け中古PCに、下位GPUを足して「ゲーミングPC」
  • スペックもよくわからないのにGPUが乗っているだけで「ゲーミングPC」

など、手法は様々です。嘘ではないのですが、優良誤認させているケースが多くみられます。

販売ページのスペックや説明文で「どれくらいの処理能力か、どれくらい前のPCなのか」が判別できない方は、こうした優良誤認を誘発する販売方法に引っかかる可能性があるので、素直にソフマップやじゃんぱらなどの中古専門店で店員さんに相談しながら購入しましょう。

中古専門店の店員さん(ネット回線のベストを着ていない人)は、概ね専門知識がある方が多いので、しっかりと対応してくれます。


中古のゲーミングPCと、購入する際に押さえたいポイントをみてきました。

あまり詳しくない方でも出来ることはたくさんあるので、中古ゲーミングPCを購入する際に参考にしてみてください。

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著者

自作PC歴20年のパソコン大好き人間。メインPCはMac、ゲームの時はWindows、仕事ではLinuxがメイン。ブログを書くときはChromebookが多め。

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